口腔外科について

親知らずの抜歯

親知らずは全て抜歯しなければいけないというわけではありません。正常にかみ合っていて機能しているものは、むしろ長く使っていけるようにケアしていきましょう。しかし、親知らずが原因で腫れたものや、歯磨きがうまくできず虫歯になっているもの、親知らずがあるために手前の歯が虫歯になっているものは早期に抜歯したほうが良いでしょう。

親知らずは神経や周囲の組織に近く抜歯に際しリスクを伴うこともありますので、歯科用CT装置でしっかりと診断し、十分な説明をさせて頂いたうえで抜歯をおこないます。また、まれに全身麻酔などが必要な場合もありますので、その際は大学病院と連携しご紹介させていただくこともあります。

親知らずの移植

奥歯が深い虫歯のために抜歯が必要となったとき、親知らずを移植することができます。適応条件があり全ての症例でおこなえるものではないですが、保険適応で治療できます。

外傷

転倒やスポーツなどでお口の中や周囲をケガされたときは早急に治療をおこないます。レントゲンやCT装置で骨折の状態なども診断し、重症の場合は大学病院と連携し早急に治療がおこなえるようにいたします。

また、スポーツ中のケガを予防するスポーツマウスガードの作成も承っております。

顎関節症

お口を開ける時に顎がカクカクと音がなる、顎が開かない、顎が痛いなどの顎関節症の治療をおこなっています。顎関節症の症状は様々ありますが、それぞれに適したお薬やマウスピース、理学療法などを併用して治療をおこないます。

口腔がん検診

口腔がんは癌全体の約５％ですが、口は摂食や呼吸、表情などに重要な組織ですので進行すると治療が困難になることがあります。しかし、他の臓器と違い自分の目でみることができるので、早期発見しやすい部位でもあります。

• 口内炎が二週間以上治らない。
• 舌や頬など、いつも同じ所を噛んでしまって腫れてきている。
• 入れ歯の下が腫れてきている。
• 粘膜が白くなっている。

このような症状があるときは、どうぞお早めにご相談ください。